こんにちは、goofマーケティング編集部のMr.Kです😎
前回に引き続き「マイグレーション」についてのお話です💡
と、その前に、、、みなさんCOSTCOは好きですか?
私は大好きで、先週のお休みに足を運びました😁いつもホットドッグとドリンクセットを購入します!ドリンクおかわり何回でもOKでついつい飲み過ぎてしまいます。
しかも飲み口が空いているのでストローもなし❌
いいですね〜COSTCO!!
前回の記事で食品接触についてお話ししましたね。
この紙製の蓋には印刷されていませんが、もし仮に印刷する場合はとても重要になります🔥
さて、それでは本題に入りましょう☝️
マイグレーション(食品)にはいくつか種類があります。
特に食品接触規制におけるマイグレーションは、大きく分けて3つです!!
このプロセスでは、印刷されたフィルムに含まれるインク物質が、保護包装フィルムを通して、フィルムと接触している食品に移行することを指します。
最も一般的なマイグレーションですね😁
お菓子の包装などが想像しやすいかと思います。
これは、積み上げられたり巻き取られた印刷物の印刷面から反対面(非印刷面)へのオフセット(裏移り)移行と、規制では定義されています。インクだけでなく、ラミネートフィルムの接着剤や他の物質も印刷フィルムから移行する可能性があります。
ラベルの場合は、ラベルを貼る前に剥離紙が剥がされるので、これには該当しません🤔
包装されたままの冷凍・未冷凍食品を町営、焼成、加熱する場合、パッケージから食品へのインク成分の蒸発や凝縮による移行が、気相を介して発生する可能性があります。
これはボイル包装や真空パックなどが多いですね〜🤔
さて、食品マイグレーションについて大きく分けて3つご紹介しました。
中でも「浸透移行、「オフセット移行」は後述するGMP規制(EU)にも記載されています!
ではGMP規制(EU)とは何のことでしょうか?
GMP(Good Manufacturing Practice)は一般的に、製造業者(外国製造業者を含む)および製造販売業者に求められる「適正製造基準」(製造管理・品質管理基準)のことを指します。
主に医薬品などの製造管理や品質管理に関する基準なんです💡
しかし、EUでは、食品と接触する材料および製品の製造に関するGMP規制が存在します😎
2023/2006として知られるこの規制は、食品と接触する材料や製品の製造と流通を規定しています。
これは、材料や物品が一貫した工程で製造され、それらに適用される規制に準拠していることを保証していることなんです👏
具体的には、コンバーターだけではなく、インクメーカーなどのサプライヤー業界でも、製品の製造に関連するすべての原材料や補助材料、および品質に影響を及ぼすすべてのプロセスを完全に文書化した品質保証・品質管理システムを構築する必要があることを意味しています。
それぐらい重要で厳しい規制なんです😭
印刷業界では、マイグレーション挙動が低いことを表現するために「低マイグレーション」という用語がよく使われています。
しかし!!!
この表現は誤解を招く恐れがあり、あたかもこれらのインクシリーズはマイグレーション挙動が改善されているため、食品用途の適合要件に常に準拠しているかのような印象を与える可能性がありますが、実際にはそんなことはありません🙅♂️
あくまでマイグレーション移行を遅らせたり、移行する物質を低減させるという目的しか果たせないのです😭
ですが、包装材からのインク成分の移行は、機能性バリアで防ぐことが可能です。機能性バリアは、印刷されたフォールディングカートン内のプラスチックフィルムの袋であったり、印刷された基材そのものであったりします。
例えばパウチ包装なんかもそれです☺️
PETフィルム(高機能性バリア)に印刷しラミネートすることにより、マイグレーションに敏感なアプリケーションに対応することができます🔥
ここまで「脱墨」「リサイクル」「マイグレーション」などを題材にEUの規制や食品接触について色々と触れてきましたが、いかがでしたか?🤔
持続可能な印刷と一言に言っても、環境や私たちの食の安全に密接に関わっていきます。
印刷業界は特に、脱墨やマイグレーション問題に対して責任を持ち、適切な対策を講じる必要がありますね💡
それではまた次回〜