今回は、「1.5度に抑えるためにはどうしたら良いの⁉」という点についてお話していきます!
よろしくお願いします(^O^)/
2015年のパリ協定の採択により、CO2排出量を従来よりも抑えることを目標とする低炭素社会から、排出量を実質的にゼロにする “脱炭素社会” へと国際社会の目標が明確に変化しました。
つまり、1.5度目標達成の為に脱炭素社会にしよう!というのが狙いです。
ということで、まず脱炭素社会とは何かについてお話します!
脱炭素社会とは
「人為起源の温室効果ガス(特にCO2)の排出が実質ゼロ」を達成している社会のこと
を指しています!
つまり、CO2の排出を無くした社会の事を指します。
ここで肝心なのが、 実質的にゼロ にするという点です!!!
CO2を少しも排出しない社会の実現、、、という意味ではありません!!!!
では、実質ゼロとはどういうことでしょうか????
ここで重要なのが、“カーボンニュートラル”という考え方です。
現在の地球では、CO₂吸収量がCO₂排出量に追いついておらず、吸収されても多くのCO₂が空気中に留まってしまっている状態です。
この上記のような状態から、排出量のすべてを吸収できるようにし、空気中にCO₂が残っていない状態にする事を “カーボンニュートラル” といいます。
そして、このカーボンニュートラルにおいて大事なことは、吸収に重きを置くことではないという事です。このカーボンニュートラルは語句説明のところで記載したように“どうしても削減できなかった分”を吸収して排出量を実質ゼロにしようというものです。上記の図でも、電気をLEDに変えて排出量を減らし、植林により吸収量を増やして均衡を保っています!!!
つまり、カーボンニュートラルを実現する手段としては、
などを行ったのち、①削減:①省エネ(LED照明への変更、ヒートポンプを使用した廃熱回収など)
②再生可能エネルギーの利用
➁吸収:①植林
②DACCS(大気中のCO2を直接回収し貯留する技術)
③BECCS(バイオマス燃料の使用時に排出されたCO2を回収して地中に貯留)
④クレジット購入(ここに関してはまた別の機会にお話します)
などを行うということです。
まず、カーボンニュートラルと脱炭素社会の関係性をまとめると、排出量と吸収量の均衡がとれた状態をカーボンニュートラルと呼び、これを達成した社会を脱炭素社会と呼んでいるのです!!!
そして、環境の目標からまとめていくと、
①1.5度目標を成し遂げる
そのために、
②脱炭素社会を実現しよう
そのために
③CO2の排出量を削減・吸収し、排出量が実質ゼロなカーボンニュートラルにしよう
となります!!!